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日本は噴火が頻発するのか!?噴火警戒レベルで火山活動の状況を把握しよう!

最近、活発化している火山が多く、先日も浅間山で小規模の火山性地震が増えているというニュースを耳にした。

 

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参照:asama jpn

 

 

巨大地震と火山噴火の関係性

世界的に見ても、巨大地震から数年以内に噴火しているケースが多いことから、東日本大震災後の火山活動が活発化するのは流れとしておかしくない。

 

過去60年くらい遡ってみると、M9クラスの地震は全部で7回起きているが、その内5年以内に大規模な火山噴火が起きたのは、東日本大震災後の日本以外すべてで起きている。

 

カムチャッカ地震 M9.0(1952年)

カルビンスキ山が翌日、他2火山が3ヶ月以内、ベズイミアニ山が3年後に噴火。

 

アンドレアノフ地震 M9.1(1957年)

ヴィゼヴェドフ山が4日後に噴火。

 

チリ地震 M9.5(1960年)

コルドンカウジェ山が2日後、他3火山が1年以内に噴火。

 

アラスカ地震 M9.2(1964年)

トライデント山が2ヶ月後、リダウト山が2年後に噴火。

 

スマトラ島沖地震 M9.0(2004年)

タラン山が4ヶ月後、メラビ山が1年3ヶ月後、ケルート山が3年後に噴火。

 

チリ中部地震 M8.8(2010年)

コルドンカウジェ山が1年3ヶ月後、ビジャリカ山とカルブコ山が5年後に噴火。

 

このように、必ずといってよいほど噴火が起きている。日本も東日本大震災が起きて4年が経つが、まだまだ油断できないし、現に火山活動が活発になっているのだから気をつけなくてはいけない。

 

噴火警戒レベルを正しく知ることが重要

現在、日本には30火山で噴火警戒レベルが運用されている。

 

最近では、箱根山が噴火警戒レベル2に引き上げられたりして、ちょくちょく耳にする噴火レベルだが、現在どの火山がどのレベルか知らない人も多いでしょう。

 

でもまず、噴火警戒レベルの段階の意味が分からなければ意味がないのでそこから確認しておこう。

 

レベル1(活火山であることに留意)

火山活動は静穏だが、活動の状態によっては火口内で火山が噴出していたりする。(この範囲に入ると生命の危険有)

周辺住民は通常生活をおくれる状態。

 

レベル2(火口周辺規制)

火口周辺に影響を及ぼす可能性があるため、火口周辺は立ち入り禁止。(噴火が発生、または噴火の発生が予想される)

周辺住民は通常生活をおくれる状態。

 

レベル3(入山規制)

居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす危険性あり。(噴火の発生が予想される)

周辺住民は通常の生活をおくれるが、今後の火山活動の推移に注意が必要。状況によっては避難準備。(噴火が発生、または噴火の発生が予想される)

 

レベル4(避難準備)

居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される。警戒が府つような居住地域での避難の準備。(噴火の可能性が高まってきている)

 

レベル5(避難)

居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態。危険な居住地域からの避難等が必要。

 

火山付近に住んでいる人は、これらレベルを把握しておくと良いでしょう。

 

これを踏まえて、30火山のレベル2以上の火山を把握しておこう!

 

  1. 吾妻山(山形県・福島県)・・・レベル2
  2. 草津白根山(群馬県)・・・レベル2
  3. 御嶽山(長野県・岐阜県)・・・レベル3
  4. 箱根山(神奈川県・静岡県)・・・レベル2
  5. 三宅島(東京都)・・・レベル2
  6. 阿蘇山(熊本県)・・・レベル2
  7. 霧島山 新燃岳(鹿児島県)・・・レベル2
  8. 桜島(鹿児島県)・・・レベル3
  9. 口永良部島(鹿児島県)・・・レベル5(5/29噴火発生によりレベル3⇒5に引き上げ)
  10. 諏訪之瀬島(鹿児島県)・・・レベル2

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参照:気象庁|各火山のリーフレットと現在の噴火警戒レベル

 

これらの周辺にお住いの方やこれから行こうと考えている人は、すぐに噴火というわけではないので、敏感になる必要はないが、今後の火山活動に注意をしておきましょう!