ラグビーW杯で3勝と快挙も準々決勝に進めず!マンオブザマッチの五郎丸選手は感極まり涙!
11日、ラグビーW杯最終戦で日本代表はアメリカと対戦し、28-21で勝利を収めた。
今大会、日本代表は素晴らしい戦いをし、強豪の南アフリカやサモアを降すという快挙で、3勝1敗と好成績を残したにもかかわらず、準々決勝に進むことはできなかった。
皮肉なことに、今までのラグビーW杯史上、3勝していて準々決勝に進めなかったということは一度もなかった。しかし、今回は南アフリカとスコットランドも3勝1敗で並んだため得失点差などが響き、今回初めて準々決勝に進むことができなかった国となったのです。
2015年ラグビーW杯での日本代表の活躍というと、やはり初戦の南アフリカ戦の死闘による勝利でしょう!
最後ぎりぎりでトライを決め、日本が逃げ切ったのです。南アフリカといえば、世界ランキング3位という強豪で、アジアでは最強とされる日本も南アフリカに勝ったことはなかった。(日本の世界ランキングは13位)
そればかりか、ワールドカップに8大会連続出場しているが、成績は1勝2分21敗と大きく負け越していたのです。
そんな日本が初戦の強豪南アフリカに勝利したことで、世界中「ラグビー史上最大の大金星」と驚き、そして日本代表が今までとは違うと感じさせたのでした。
しかし、次のスコットランド戦では世界ランク10位という強豪で、しかも中3日というスケジュールも響き、45-10と大敗してしまった。
ただ、この後の格上サモア戦では、5-26と快勝し、最終戦である格下のアメリカ戦も64-0と勝ったのだが、惜しくも準々決勝には進めなかった。
この悔しさは必ず、次回の日本で開催されるワールドカップで晴らしてくれることでしょう!
そして今大会、日本代表のなかで特に輝きを見せていたのが、五郎丸歩選手でしょう。
五郎丸選手活躍と涙
その活躍は世界でも認められ、世界で最も著名なラグビー専門サイトの『プラネット・ラグビー』で、RWC2015ベストFBに選ばれるほどだ。
最後のアメリカ戦に勝利し、 マンオブザマッチに選ばれた五郎丸選手は、今まであまり感情を出さずに来たが、ここでは「このマン・オブ・ザ・マッチは本当にチームの・・・」といいながら感極まり涙する場面もあった。
五郎丸選手は、アメリカ戦の前にこんなことを言っている。
「ラグビーにヒーローは存在しない。仲間が体を張ったことを点にするのが自分の役割だというだけ。日本代表だけではなく、ヤマハでも同じ状況。キックを入れないと勝てないことが多かった。 この4年間、高いモチベーションでやってこられたのは幸せなこと」
この言葉が、涙に繋がっているのでしょう。
初めて臨んだW杯の大舞台。ベスト8入りという目標は果たせなかったが、3勝を挙げ、五郎丸選手自身も4試合で計58点と、大会にその名を刻んだ。