中国天津での爆発の瞬間が凄すぎる!大爆発の威力とその原因とは!?
中国天津での大爆発で、死者50人あまり、負傷者は500人を超えているようです。
現場は爆発と火災の影響で、近くは焼け野原になっており、天津港にも近いことから多くのコンテナや車、建物が消失してしまっている。
爆発したのは、中国北部天津市浜海新区の国際物流センターにある企業「瑞海公司」の危険物を保管する倉庫で起きた。
最初はそこにあるコンテナが燃えたことから始まるのだが、それからしばらくして大爆発を2度も起こしている。
爆発の威力はどれくらいだったか?
その爆発の威力が絶大で、1度目の爆発の威力はTNT火薬3トン相当で、2度目の爆発の威力はTNT火薬21トン相当だったと伝えている。
この動画がその威力を物語っている。
ではいったいどれくらいの威力があったのか?
よく爆発の威力を量るときに換算されるTNT爆弾何トン分というものだが、例えば1トンで半径50m以内の家屋が全半壊するほどの威力とされている。
いろいろな状況によっても変化はあるだろうが、単純計算すると、1度目の爆発の威力は少なくとも半径約150m以上の建物が全半壊するほどの影響を与えており、2度目はその7倍なので、半径約1km以上がその影響を受けたと考えられます。
また、全半壊はしないが窓ガラスが割れる程度の爆風が届く距離はだいたいその3倍程度とされているので、今回の威力がどれほど凄まじかったかわかります。
爆発の原因は何なのか?
では、なぜそんな威力の爆発が起きてしまったのかは、いろいろな憶測がありますが、有力とされているのは危険薬品の炭化カルシウムだ。
炭化カルシウムは、水に触れると激しく反応し、爆発性の高いアセチレンガスを発生させるのだが、その炭化カルシウムが倉庫内にあり、その存在を知らない消防隊による放水で、アセチレンガスが発生し大爆発を引き起こしたとされているのだ。
危険物を保管している倉庫であることは、分かっていたはずだが、安易に放水を開始したことがかえって状況を悪化させる原因となったと言われている。
また、最新の中国の報道では火薬の原料にもなっている硝酸化合物が爆発の原因といれています。
どちらにしても、大爆発を起こす要因のある危険物であり、そんなところでなぜ火が出たのかはわかっていない。
負傷者は時間を追うごとに増えており、いったいどれほどの被害があったのか想像もつかないほど大変な事故となっている。
中国の主要港湾である天津港にも影響が出ており、日本企業にも支障が出てきている。
一刻も早く沈静化し、負傷者が一人でも少ないことを祈りたいものだ。