全仏錦織選手は4強ならず!前半のミスが尾を引きフルセットでツォンガに敗れる!
全仏で日本人では82年ぶりの佐藤選手以来の4強入り目指す世界5位の錦織選手は15位のツォンガ選手と対戦した。
錦織選手は、2-3とフルセットの末地元フランス出身のツォンガ選手に敗れた。
試合後の記者会見で自分を見失っていたというように、前半2セットは1-6、2-5と全く錦織選手の良さがでず、勝負どころでミスを連発する戦いとなった。
その後、設備の一部が客席に落下するというアクシデントで観客の一部にけが人がでたため、30分間試合が中断した。
その中断が功を奏したのか、錦織選手は調子を取り戻し、得意のバックハンドが決まりだしたことで、第3、第4セットを6-4、6-3と取り返した。
勝負の第5セットは、地元ということもあり、ツォンガ選手が再び気合を取り戻し、サーブに切れが出てきて強烈なサーブを連発したことで、錦織選手は粘りを見せるも、3-6でツォンガ選手に敗れた。
試合後の一問一答
問:序盤で自分を見失った理由は?
錦織: 風のある中で早く決めないといけないと思ってしまった。攻め急いだのが一番の原因。やろうとしたことが全て悪い方向にいった。
問:中断後に流れが変わった?
錦織: 自分のプレーも少し良くなった。戦術を変えたことが感覚をつかむきっかけになった。
問:中断した間にコーチと話したことは?
錦織: 作戦のことやできていない部分を指摘されて、われに返った。もう少し早く気付いていれば展開が変わった。
問:最終セットの相手のプレーをどう感じたか?
錦織: サーブがまったく取れなかった。集中力を上げてきた彼の勝負強さ。
問:最終セットは自分の流れと感じたか?
錦織: 自信はあった。
問:アウェーの雰囲気は影響したか?
錦織: 気にならなかった。
問:大会を振り返って ?
錦織: 最後も紙一重だった。クレーでいいテニスができていたし、結果も出ていた。落胆はそこまでしていない。
会見でも言っていたが、コーチと1セット早く話してたらなぁと思うところもあるが、地元の有利さもあっただろうが、最終セットの粘りを見せたツォンガ選手が一枚上手だったということだろう。
まぁ、日本人としては残念だが、次に期待したい。