小笠原が震源の大きな地震は「異常震域」だった!日本中を揺らすメカニズムとは?
30日の20時24分ごろ、小笠原諸島西方沖を震源とする地震が発生した。
今回の地震で、震源から遠く離れた神奈川県二宮町で震度5強、埼玉県春日部市で震度5弱が観測された。
それ以外にも、北海道から沖縄まで震度1以上の揺れを観測した。
この地震は、数年に一度起こる「異常震域」というもの。
以前にも2003年、2007年、2013年にも起きている。
通常の地震は、震源地から離れれば離れるほど揺れが弱まっていく。
しかし、今回の地震のように、震源の深さが約590キロと深いものの場合、海洋プレート(太平洋プレート)になるのですが、そのプレートは硬い地盤なので、地震波が弱まりにくく、広範囲に揺れが伝わるのだとか。
参照元:気象庁 | 地震について
そのため今回のように、北海道から沖縄までプレートを揺れが伝わるというわけです。
また今回の地震は、震源が約200キロよりも深い深発地震の中で史上最大(M8.5)であるといわれている。
ちなみに、2003年の紀伊半島沖深さ約390キロ、M6.5の深発地震での揺れの伝わり方はこんな感じだった。
1. 地震発生から60秒後近畿地方に到達
2. 地震発生から70秒で関東地方に到達
3. 地震発生から130秒後関東地方に強い揺れが起きる
4. 地震発生から300秒後北海道にも伝われる
参照元:http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/tokai031112/
こんな感じで、異常震域というものは日本全体が揺れてしまうのです。
最近は、地震や噴火など心配事が多いですが、自然災害はいつ来てもおかしくないと思いながら災害に備えておきましょう!