広島空港でまた航空機事故!最近になって飛行機事故は増えている?安全な航空会社は?
また航空機事故が起きてしまった。
それは、4/14広島空港で、韓国・仁川発のアシアナ航空のエアバスA320機が着陸時に滑走路を逸脱したことで、アンテナに接触し、左側へ反転して停止したというもの。
ここ最近、なぜか飛行機事故が多いように思うのは私だけだろうか?
そもそも、今年に入ってから飛行機事故は増えているのか?
でも、昔から飛行機は乗り物の中で一番安全だというし・・・
乗るとしたらどの航空会社が安全なのだろう?
疑問や不安は募るばかりです!
私も、飛行機に乗る際、なんか心配になるので、不安を少しでも和らげよと疑問を調べてみた。
事故件数は今年多いのか?
今年の事故件数は、今回の事故を入れて5件となっている。以下がその事故。
- 2/4 トランスアジア航空235便墜落事故
- 3/6 デルタ航空1086便着陸失敗事故
- 3/24 ジャーマンウイングス9525便墜落事故
- 3/29 エア・カナダ624便着陸失敗事故
- 4/14 アシアナ航空162便着陸失敗事故
では、実際にここ最近10年で件数が増えているのかというと・・・
- 2005年:9件
- 2006年:8件
- 2007年:12件
- 2008年:6件
- 2009年:10件
- 2010年:6件
- 2011年:7件
- 2012年:4件
- 2013年:8件
- 2014年:6件
- 2015年:5件(4/14現在)
※旅客機だけの数字
まぁ、こんな感じで年代によってまちまちだが、決して増えているわけではありません。
おそらく、毎年同じように多く感じているのだが、前の年のことは忘れてしまっているため、今年起きた事故の間隔が狭いということもあり、多いように感じてしまうのではないかと思われる。
では、毎年これだけの事故がある状況で、やっぱり飛行機が一番安全と言えるのか?
乗り物の統計による安全性
これは、乗車時の事故による死亡率を表している。
ある検証では、輸送距離あたりでは、10億kmにつき0.05人の死亡と、乗り物の中でもっとも低い。これは、飛行機が1回の搭乗で長距離を移動するためにどうしても低くなってしまう。時間当たりでも、0.07件と低い。
それとは別に搭乗回数あたりで見てみるとまた違ってくる。
搭乗回数10億回あたり117人の死亡と、バス(4.3人)や鉄道(20人)よりもはるかに死亡率が上がる。
よって統計的にも安全ではあるものの、あくまでも統計的なものの結果であり、その人自身が、どの航空会社を選び、どの日に、どこへ行くかでも変わってくるので、一概には言えない。
ほとんどの人は何回乗っても死なないということさえ、頭に入れておけば、少しは安心できるだろう。
でも、どうにかしてその死亡率をもっと低くして、より安心して搭乗したいという人は、より安全な航空会社を選べばいい。
やはりこれだけ多くの航空会社が、ひしめき合っているのだから、事故が多い会社と少ない会社の差がでてくる。
そこで、1990年から現在までで事故が多い会社を挙げてみた。
1位・・・チャイナエアライン(7件)
2位・・・アメリカン航空(4件)
2位・・・アシアナ航空(4件)
2位・・・日本航空(4件)
5位・・・ノースウエスト航空(3件)
5位・・・エールフランス(3件)
5位・・・ガルーダインドネシア航空(3件)
8位・・・大韓航空(2件)
8位・・・ユナイテッド航空(2件)
8位・・・全日空(2件)
8位・・・ケニア航空(2件)
8位・・・UTエアー(2件)
8位・・・マレーシア航空(2件)
8位・・・イランエアツアーズ(2件)
便数を多く就航している会社はそれだけ確率も多くなるため、参考程度となるが、航空会社が選択できるのであれば参考にするといいかもしれない。
逆に安全な航空会社は・・・
格付けで最も安全な航空会社10社
- カンタス航空
- ニュージーランド航空
- ブリティッシュ航空
- キャセイパシフィック
- エミレーツ航空
- エティハド航空
- エバー航空
- フィンランド航空
- ルフトハンザ航空
- シンガポール航空
これらを参考に、不安を解消できればいいのですが・・・
最近では、LCCも出てきて、価格競争が激化しているが、安さへの弊害も考えておかなければいけない。
ただ、上記ランキングでもわかるように、LCCだからといって事故が多いわけではないから、安心して乗っていいと思う。
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