今年もっともブラックだった企業を選ぶ「ブラック企業大賞」のノミネート企業が発表!
最近問題になっているブラック企業だが、そんなブラック企業の中でもっとも世間の印象を著しく低下させている企業を選ぶ「ブラック企業大賞」なるものがあるのをご存じだろうか?
この大賞は専用サイトにてウェブ投票を行い、その得票数で決定されるものなんです。
現在、労働環境は悪化しており、パワハラやセクハラ、残業代未払い、長時間労働など法令に抵触している企業も多い。
そんな問題も、なかなか表に出てくることはなく、個人レベルでの告発などで一時的に取り上げられることはあっても、企業全体の改善に繋がることもなく風化してしまっているのが現状。
そんな企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境を作ることを目的にこの「ブラック企業大賞企画委員会」が発足されたわけです。
今年で4年目を迎える「ブラック企業大賞」だが、過去の受賞企業は以下の通り。
2012年
- 大賞:東京電力
- 市民賞:ワタミフードサービス株式会社(得票数1位)
2013年
- 大賞:ワタミフードサービス株式会社(得票数1位)
2014年
- 大賞:株式会社ヤマダ電機(得票数1位)
そして現在投票が行われている2015年のノミネート企業は・・・
- 株式会社セブンイレブンジャパン
- 暁産業株式会社
- 株式会社ABCマート
- 株式会社フジオフードシステム
- 株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)
- 株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)
以上の6社で選考基準は以下の指標から判断されている。
- 長時間労働
- セクハラ・パワハラ
- いじめ
- 長時間過密労働
- 低賃金
- コンプライアンス違反
- 育休・産休などの制度の不備
- 労組への敵対度
- 派遣差別
- 派遣依存度
- 残業代未払い(求人票でウソ)
ちなみに現在の投票状況は、1位が株式会社引越社関東、2位が株式会社セブンイレブンジャパン、3位が株式会社明光ネットワークジャパンとなっている。
この大賞がどの程度企業の改善に繋がるかは不明だが、企業側はこのことをきっかけに労働環境を整えるきっかけにしてほしいものだ。