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便秘薬の副作用で死亡!?特に腎不全患者は酸化マグネシウム製剤に注意が必要!

便秘薬は女性を中心に広く使われているが、その中で「酸化マグネシウム」製剤のものに、高マグネシウム血症を引き起こす可能性があると厚生労働省が発表した。

 

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ここ3年間の間に、薬と病気の因果関係が否定できない高マグネシウム血症の患者が19人にも及び、うち1人が死亡しているのだ。

 

高マグネシウム血症とは、腎不全患者がマグネシウムを含む胃腸薬や便秘薬を摂取することで発症するもので、血中のマグネシウム濃度が上昇する電解質代謝異常症のこと。

 

ちなみに血中マグネシウム濃度の正常値は、1.8~2.4mg/dLとなっている。しかし、その濃度が上昇するといろんな症状がでだす。

 

  • 4.9mg/dL~・・・悪心・嘔吐、起立性低血圧、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠、全身倦怠感、無気力、腱反射の減弱など
  • 6.1~12.2mg/dL・・・ECG異常など
  • 9.7mg/dL~・・・腱反射消失、随意筋麻痺、低血圧など
  • 18.2mg/dL~・・・昏睡、呼吸筋麻痺、血圧低下、心停止など

 

このように、4.9mg/dL以上になったときにすぐさま病院へ行けば問題ないが、ほっておくと重篤化するので注意が必要です。

 

これらの症状は、腎障害を有する患者さんや高齢者の人などが引き起こしやすいのだが、だからといって腎機能が正常な人でも安心はできない。

 

特に便秘症の人は、腎機能が正常で、通常用量以下の投与だったとしても十分発症する可能性があるのです。

 

腎障害があるようなマグネシウムの気になる人は、マグネシウムが配合されていない便秘薬に、コ―ラックなどもあります。

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大正製薬 コーラック

 

しかし、コ―ラックにもまったく副作用がないというわけではありません。

 

コ―ラックに配合されている「ビサコジル」には、直腸刺激感、直腸炎、下腹部の痛み、残便感、一過性の血圧低下、ショック症状、手足の冷感、チアノーゼ、顔面蒼白などをおこすことがあります。

 

なので、副作用の少ないあなたにあった便秘薬を探すことも必要かもしれませんね。

 

とにかく、持病のある人は薬剤師さんやお医者さんに相談するようにしましょう!

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