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三井不動産レジデンシャルが販売したマンション 「パークシティlala横浜」で手抜き工事が発覚!

三井不動産レジデンシャル」が平成18年から販売した、横浜市内の大型マンション「パークシティLaLa横浜」が建築基準法に違反しているとの疑いがでて話題となっている。

 

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なぜ発覚したかというと、このマンション(横浜市都筑区にある4棟あるうち11階建ての1棟)に入居している住民が「隣のマンションと建物の高さが違う」という指摘を受けたことが始まり。

 

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その後、その指摘を受け、会社側が調査をしたところ、建物の両端で約2センチの差ができており、建物を支えている52本の地中の杭のうち、少なくとも8本が強固な地盤に到達していない、もしくは地盤に打ち込まれた深さが不足していることが分かったのです。

 

建築基準法施行令では一定の大きな建物の場合、建物の重さに十分耐えられる支持層(強固な地盤)まで杭を打ち込まなければいけないとされています。

 

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http://meiho24.com/wp/

 

ちなみに、強固な地盤とはN値50以上の硬さの地盤が5m以上続いている層を言います。

 

N値=土の硬さや締まり具合を表す単位で、重さ63.5キロのハンマーを75センチの高さから落とし、測定用のさし棒を30センチ打ち込むのに要する打撃数。

 

この杭がちゃんと強固な地盤に到達しなければ、今回のように建物の沈下や傾きが起きてしまうわけです。

 

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 http://meiho24.com/wp/

 

これが建築ミスでも許せませんが、さらに打ち込んだ杭が強固な地盤に届いていることを確認するデータの一部が、別棟のマンションのデータを転用していたというから手抜き工事は明白であり悪質極まりない。

 

会社側は震度7の地震でも耐えられるといっているようだが、現に傾きがあり、沈下しているということは、倒壊まではいかなくても、現状より傾きや沈下が増すことは明白だ。

 

こんなことを、大手がまだやっているのかと思うと呆れてしまう。

 

横浜市は、これが事実なら建築基準法違反にあたるため、調査を始めている。

 

三井不動産レジデンシャルでは、傾いた棟の建て替えも検討しているようで、年内に施工会社の三井住友建設とともに復元工事の方法を決めるそうです。

 

また会社側は、「お住まいのお客様に対し、当社として誠意をもって対応いたします」といっているようだが、改ざんしといて誠意もくそもない。

 

もうこうなると自分の身は自分で守るしかない。マンションや戸建て住宅などは高い買い物なんだから、大手だからといって信じることなく、できるだけ調べてから購入するようにしましょう!