経口補水液をがぶ飲みすると危険!?まずは脱水症を知り正しい対策が必要!
経口補水液は、ポカリスエットなどと違い、いつでも喉が渇いたからといってガブ飲みするものではなく、脱水症状を自覚した時に少しづつ摂取することが有効とされており、脱水状態でなければ美味しくもないと言われている。
なぜ脱水症状でなければ美味しくないのか?それは、経口補水液の成分にあり、食塩とブドウ糖を混合したものが配合されており、その量は500mlで1.5gも入っているのです。
なので、脱水症状では塩っ辛いと感じてしまう人が多く美味しくないとされています。
それに比べ、ポカリスエットなどのスポーツ飲料は塩分よりも糖分が多いための見やすくなっているのです。
なぜ経口補水液は食塩が多いかというと、脱水症状とは水分の他に電解質も同時に失われた状態のため、電解質を補うのに食塩が必要になるのです。
なので、脱水症状になったといって、ポカリスエットばかり飲んでいても(糖分を多量に摂取してしまい糖尿病の方などは注意が必要)改善しにくいのです。
ということは、塩分を摂取するのを控えている人にとっては経口補水液を飲む際に十分気を付ける必要があるのです!
特に、高血圧・心臓病・腎疾患などを患っている方は注意が必要ですので医師に相談してから摂取するようにしましょう!
脱水症状とは?
では、実際にどんな状態になったら脱水症状といえるのか?
まず、脱水状態とは下痢や嘔吐、発熱、熱中症などが原因で起こることが多いのだがその症状としては・・・
- 目の周囲がくぼむ
- 乳幼児は頭頂部の大泉門がくぼむ
- 唇喉の渇き
- 尿の量が少なく、色が濃くなる
- 便秘になる
- 手足が冷たく皮膚が乾燥してくる
- 頭痛、めまい、たちくらみがする
- 脚がつったり、しびれたりする
- 脱力感があり、意識がもうろうとする
- 乳幼児は泣いても涙がでなかったり、よだれが少なくなる
このような状態が見られた時には、脱水症状に陥っている可能性が非常に高いので、定期的に経口補水液を摂取することが有効となります。
体重の減少率で症状の度合いを知る
また、脱水症状がどの程度進んでいるのかというのを体重の減少で量ることもできます。
体重減少が1%~2%程度
脱水症状がないか軽度の脱水症状といわれている。喉が渇いたり、尿量が少なくなったりする「かくれ脱水」の状態。
体重減少が3%~9%程度
中等度の脱水症状。倦怠感や頭痛、嘔吐、めまいなどが起こり、血圧低下といった状態になる。
体重減少が10%以上
高度の脱水症状。感染症や心・腎・呼吸不全となり重篤な状態で死に至ることもある。
ということで、如何に早く「かくれ脱水」気づき、効率的に経口補水液を摂取することで中等度の症状を予防するかが重要です。
大事なことは、水分や経口補水液を少量に分けて定期的に補給することが一番脱水症予防に効果的だということです。
最近では、小さい200mlのものやゼリー状のもの、パウダー状のものなどいろんなタイプの経口補水液が販売されているので、あなたの生活シーンにあったものを選んべます。