トレンドつかみ取り

日常の出来事を自分なりにつぶやきます!

元ラグビー日本代表上田昭夫氏が亡くなる原因となった「アミロイドーシス」とはどういうものか?

ラグビーの元日本代表でフジテレビのキャスターも務めた上田昭夫氏が62歳の若さで亡くなられた。

 

f:id:hiro8hiro8:20150723161555p:plain

 

その死因となったのが、難病指定のアミロイドーシスというわれるもの。

 

そのアミロイドーシスとは、いったいどういうものなのか?

 

 

アミロイドーシスとは、アミロイドと呼ばれるナイロンに似たような繊維状の異常たんぱく質が全身のさまざまな臓器に沈着し機能障害を起こす病気のこと。

 

また、アミロイドーシスには、複数の臓器にアミロイドが沈着する全身性と一部の臓器に限定して沈着する限局性のものに分かれている。限局性の代表的なものにアルツハイマー病も含まれている。

 

日本には、アミロイドーシスによる患者が数万人にも及ぶという。遺伝性のものもあれば、非遺伝性のものあると言われており、非遺伝性に関しては加齢に伴い生じやすくなるようだ。

 

症状としては・・・

全身性アミロイドーシスでは、心臓の障害(心不全や不整脈)、や腎臓の障害、(ネフローゼ症候群や腎不全)、胃腸の障害、末梢神経や自律神経の障害(手足のしびれ、麻痺、立ちくらみ、排尿の異常、便秘、下痢)などがしばしばみられ、舌、甲状腺、肝臓が腫れることもあるそうです。

アルツハイマー病では認知症症状が、脳アミロイドアンギオパチーでは脳出血などの脳卒中の症状がみられます。

 

この病気がなぜ発症するのかというのは、原因たんぱく質の種類によって生じる過程が異なるので、根本的な原因が依然不明なままとなっている。

 

しかし、近年では医療の発達に伴い、各種類によって根治的治療法が確立されようとしている。

 

 アミロイドーシスは進行が速い場合、発病後数年で死に至ることもあることから、早期発見が大事となってくるので疑わしい場合は、専門医に相談するようにしましょう!

 

こちらでは、アミロイドーシス病型別専門医リストが見れますので、確認してから病院に行くことをおススメします。

難病情報センター | 全身性アミロイドーシス(公費対象)