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第153回芥川賞にピースの又吉氏の「火花」と羽田氏の「スクラップ・アンド・ビルド」が決定!

16日夜、第153回芥川賞の選考会が行われ、羽田圭介氏の「スクラップ・アンド・ビルド」と又吉直樹氏の「火花」選ばれた。

 

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又吉氏といえば、お笑いコンビ、ピースで有名だが以前から執筆活動をしており、著書には「第2図書係補佐」や「東京百景」などがある。

 

 

今回の火花は芸人又吉氏だからこそ描ける世界観となっている。

 

「火花」又吉直樹

 

「火花」のあらすじは・・・

売れない芸人の徳永は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷と電撃的に出会い、「弟子にして下さい」と申し出た。神谷は天才肌でまた人間味が豊かな人物。「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。神谷も徳永に心を開き、2人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を歩きまわる2人はさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて2人の歩む道は異なっていく。徳永は少しずつ売れていき、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。お笑いの世界の周辺で生きる女性たちや、芸人の世界の厳しさも描きながら、驚くべきストーリー展開を見せる。 

「火花」又吉直樹

 

一方、羽田氏は2003年に「黒冷水」で文藝賞を受賞して以来、2014年から芥川賞に何度も候補として挙がっていたが、惜しくも逃していた。著書には、「メタモルフォシス」や「ミート・ザ・ビート」、「走ル」などがある。

 

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今回の「スクラップ・アンド・ビルド」は、要介護老人と無職青年の物語で、超高齢化社会の現実を鋭く描く、気鋭の問題作となっている。

 

「スクラップ・アンド・ビルド」のあらすじは・・・ 

カーディーラーの過酷な仕事をやめて無職になった青年と、同じ家に暮らす要介護の祖父との物語。若年層と老年層がそれぞれの生きにくさを抱えてせめぎ合う現代社会の縮図を、ユーモラスななかにも切実な希望をこめて描いた作品。

羽田圭介 「走ル」「黒冷水」など

 

特に又吉氏はお笑い界で芥川賞は初となるため、受賞後はより多くの人に読まれることでしょう!