究極の普通！？シンプルなファッションスタイル「ノームコア」が日本でも流行の兆し！
スティーブ・ジョブズ氏のトレードマークとなっていた黒のハイネックシャツにジーンズ姿が今注目を集め、シンプルなファッションスタイル「ノームコア」がニューヨークでは大流行となっているのだが、いよいよ日本でもそのファッションスタイルが確立しようとしている。
「ノームコア」は、自分の制服のような定番服を作ることで、服選びにわずらわされない合理的な生き方をするという意味で「究極の普通」と言われている。
今では、個性的なものがオシャレとされてきたニューヨークでも「究極の普通」が広まり、日本にもその流れが来ているのだが、スティーブ・ジョブズの服装はもともと日本の作業着がルーツになっていたのだ。
スティーブ・ジョブズは昔、ソニーの工場の制服を見たときにこの服がソニーと従業員の絆になっていることに気づき、自分もAppleに取り入れようと作業着を作ったそうです。しかし、自由の国であるアメリカの従業員には作業着は受け入れられず、結局自分だけの作業着を作ろうと考えたのでした。
そして、その作業着の制作をイッセイ・ミヤケに依頼し、今では有名になったあの黒のタートルネックが生まれたのです。
そして今ではその同じものを着るというファッションは、決断を減らす要因として注目を集めている。
例えばアインシュタインは、毎朝何を着るかを決めるのは時間の無駄だと考え、同じスーツの別モデルを複数購入していたと言われています。
また、米オバマ大統領も・・・
私は常にグレーか青色のスーツを着用している。こうすることで私が下さなければならない決断の数が減るんだ。何を食べるか、何を着るか決める余裕はないし、他に決断しなくてはならないことが山のようにあるからね。
FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグも・・・
僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけ下さないようにしている。実はこれは多くの心理学的な理論に基づいていることで、何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ。日々の生活の小さな物事にエネルギーを注いでしまうと、僕は自分の仕事をしていないように感じてしまう。最高のサービスを提供して、10億人以上もの人々を繋げることこそ、僕のすべきことなんだ。ちょっとおかしく聞こえるかもしれないけど、それがぼくの理由だよ。
このように、「ノームコア」正確な決断をするために、小さな決断を極力排除することに繋がっているのだ。
ただ、だからといって「ノームコア」というファッションはどんな服装でもいいというわけではない。
欧米人と同じようなファッションを取り入れてもおかしい。やはり日本人は日本人の体形にあった服装を取り入れることが重要なのだろう。最近では、ユニクロなどの服が「ノームコア」に取り入れられているのだという。
どうせ同じものを着るのであれば、ちゃんと自分にあったものを決めることが重要なのだろう。
