低カロリーで人気の「焼きヨーグルト」は乳酸菌が死滅してしまう!?
今、ヨーグルトの新しい食べ方として注目されている「焼きヨーグルト」だが、どういう効果があるのだろう?
わざわざ焼く必要あるのかと思ってしまうが、カロリーの高い食材と置き換えるという意味ではおススメといえる。
何故なら、ヨーグルトを焼くことで、モッツアレラチーズのような食感と味わいが楽しめるからだ。
だから、高価なモッツァレラチーズの代用として焼きヨーグルトを使うことで、節約になりカロリーも抑えることができるのだ。
カロリーの違いはこれくらい(100g)
- モッツァレラチーズ・・・約250kcal
- 焼きヨーグルト・・・約56kcal
モッツァレラチーズの代用なので、サラダやパスタに和えたり、ピザやパンの上に載せたりといろいろな使い方ができます。
http://www.recipe-blog.jp/profile/148225/recipe/836277
作り方ですが、ヨーグルトの水分を取ってから加熱する人とそのまま加熱する人がいるようですが、水分を取ると固まりやすいのですが、私は水分を取らない方が良いと思います。
ヨーグルトの水分「ホエー」の栄養価
なぜなら、ヨーグルトの水分「ホエー」には美容と健康に欠かせない成分である「良質なたんぱく質」が入っているからです。
この乳清たんぱく質は美肌効果やダイエット効果があるとされているからです。
なのでわざわざ手間をかけて水分を取る必要もないし、仮に水分を取ったとしても捨てずに利用するようにしましょう。
というわけで、そのまま耐熱容器に移して170度のオーブンで30分焼いた後、冷蔵庫で2時間程度冷やすと出来上がり!(酸味が強くなるので、嫌な場合は砂糖を加える)
これで焼きヨーグルトができるのだが、ヨーグルトで重要な成分である乳酸菌は加熱して大丈夫なのかという疑問が新たに湧いてくる。
焼きヨーグルトでは乳酸菌が死滅
一般的にヨーグルトを加熱せず普通に食べた場合は、乳酸菌が生きたまま腸に届く(生菌)ので、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きをしてくれます。
結論から言うと、乳酸菌は加熱すると死滅してしまい、生菌の時の効果はなくなってしまいます。
ただ、死滅したからといってまったく効果がなくなるわけではありません。乳酸菌が死んだもの(死菌)を摂取しても健康に良い効果があることが最新の研究で分かっているようです。
死菌がどのような効果をもたらしてくれるのかというと、生菌のように善玉菌をは増えないが、腸内の悪玉菌を体の外へ排出してくれる働きがあるのです。
このことから、焼きヨーグルトだけ食べても悪玉菌を減らしてくれるが、腸内環境を整え、美肌やダイエット効果も考えるなら、普通のヨーグルトも食べるほうがよいでしょうね。