米国でトランス脂肪酸が禁止に！規制のない日本でトランス脂肪酸を防ぐには？
米国で2018年6月以降に「トランス脂肪酸」の食品への添加を原則禁止と発表し話題になっています。
もともと、米国ではトランス脂肪酸の含有量記載を義務づけていましたが、アメリカのＦＤＡ（食品医薬品局）が、動脈疾患との関連が指摘されていること受けて原則禁止とすることになったのです。
デンマークやスイスではトランス脂肪酸の含有量を制限していたり、韓国などでも含有量の表示義務があるのに、日本では表示義務さえありません。
この流れは、日本にも影響を与えそうだということで話題でなのです。
トランス脂肪酸といえば、有名なのが「マーガリン」ですが、その他にもパンを作るときに使用するショートニングやコーヒーに入れるフレッシュ、マクドナルドのポテトなどに含まれています。
WHOは、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1％未満にするよう勧告しています。ということは、い日のエネルギーを平均1800kcalとすると、トランス脂肪酸の1日当たりの摂取量はだいたい2ｇ未満ということになります。
じゃあ一般的なマーガリンを食パンに塗って食べた場合、どれくらいの摂取量になるかというと、1枚当たり0.2～0.8ｇ程度になる。
ちなみに、マクドナルドのポテトMを食べた場合は、約4.55ｇとなり、一発アウトだ。
というわけで、日ごろからなるべくトランス脂肪酸の入ったものを口にしない方が良いのだが、表示義務もなく、この他にもさまざまなものに入っているトランス脂肪酸だけに、避けようにも難しい部分がある。
そんな日本で自分の体を守るには、トランス脂肪酸が少ないマーガリンやトランス脂肪酸に対抗する油を使うしかない！というわけでおススメの商品をご紹介しよう！
まず、トランス脂肪酸の少ないマーガリンはなんといっても創健社の製品が一番。
発酵豆乳入りマーガリン（100ｇ中0.4％）
べに花ハイプラスマーガリン（100ｇ中0.5％）
トランス脂肪酸に対抗するオメガ３系脂肪酸
トランス脂肪酸はオメガ6系といわれ、炎症を引き起こしたり、動脈硬化を促進するものと言われているのに対して、EPA・DHAといわれる青魚の魚油やエゴマ油、亜麻仁油などのオメガ3系は、炎症を抑え血液をサラサラにしてくれるものなのです。
EPA・DHA
亜麻仁油
エゴマ油
トランス脂肪酸を減らすことはもちろんですが、同時にオメガ３系脂肪酸を摂取することで、トランス脂肪酸により増加したLDLコレステロールを減少させ、動脈硬化の進展を抑える働きが期待できるというわけです。
なので、トランス脂肪酸が気になる方は、オメガ３系脂肪酸を毎日摂取することをお勧めします。
ちなみにオメガ３系脂肪酸は、酸化が早かったり、熱が加わると効果がなくなるため、サラダや出来上がった料理に直接かけて早めに使い切るほうが良いでしょう。
