2018年W杯アジア2次予選に向けた日本代表メンバー発表会見に見るハリルホジッチ監督の熱い思い
いよいよ2018年ワールドカップロシアのアジア2次予選が6月16日のシンガポール戦から始まる。
その前にイラクとの親善試合も控えているが、その戦いに挑む日本代表のメンバー25人が発表された。
参照元:スポーツナビ
ハリルホジッチ監督は、選抜に関して「パフォーマンスで選んだ」というように、海外組と国内組の調子のよいメンバーをまんべんなく選んでいる。
メンバーは以下の通り。
GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
西川周作(浦和レッズ)
権田修一(FC東京)
東口順昭(ガンバ大阪)
DF
酒井宏樹(ハノーファー96/ドイツ)
酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
太田宏介(FC東京)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
丹羽大輝(ガンバ大阪)
槙野智章(浦和レッズ)
森重真人(FC東京)
MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
柴崎岳(鹿島アントラーズ)
山口蛍(セレッソ大阪)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(ハノーファー96/ドイツ)
FW
本田圭佑(ミラン/イタリア)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
武藤嘉紀(FC東京)
岡崎慎司(マインツ05/ドイツ)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
川又堅碁(名古屋グランパス)
ハリルホジッチ監督は、会見で選手の状態やパフォーマンスなどを確認するため、実際に試合を観戦したのが171試合、映像で確認した試合が349試合にものぼると言っている。
参照元:スポーツナビ
ミーティングも12回も行い、日本のフットボールを向上させるために代表スタッフの努力を紹介した。
そして、選出した一人ひとりの選手に対して選出した理由と期待する点などを語ったのだ。
これは選手を理解していないとできないことだ。実際、ハリルホジッチ監督は選手のいるクラブに赴き、全選手とコミュニケーションをとっていろいろな提案を選手にしたそうです。
また、ハリルホジッチ監督は相手をしっかりと見てその時々でタクティクス(戦術)を変更すると言っている。
それに関しては、前回の試合で特徴的な場面があった。
それは、ウズベキスタンと対戦した時のハーフタイムだった。
最初は、「プレスをかけながら、我々のブロックを高くしなさい」と選手に伝えていたがそれができていなかった。そのため、ハーフタイムに根本的に戦術を変更した。
ブロックを引いて、締めて、ボールを奪ってからできるだけ早く1~3人選手で攻めて、さらに5~6人の選手が続いて攻めることでチャンスを作るようにした。
その結果、後半に4点取ったのだ。
このように、選手一人ひとりとコミュニケーションを密にとり、選手の状態をしっかりと把握した上で、その時最高のパフォーマンスが出せる選手を選出するという人間的な部分と、対戦相手をしっかりと分析し、試合中でも戦術を巧みに操るという知将の部分を兼ね備えた素晴らしい監督といえそうです。
また、ハリルホジッチ監督は会見の最後に、なでしこジャパンの練習に参加し、一緒に食事もして、選手に頑張ってほしいというメッセージを伝えたと語った。
その理由は、サッカー界全体が団結していることを見せたかったと言っています。
なんて熱い監督なんだろう。日本を強くするため一生懸命になっている監督を私は期待し応援していきたい。