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5月に相場は下落するのか!?「セルインメイ」の本当の意味を知ろう!

ネットでは5月の相場を占う「セルインメイ」という言葉が話題になっている。

 

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「セルインメイ」とは、もともと米株式市場における相場の格言として、知られている。

 

 

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セルインメイ(Sell in may )とは、5月に保有ポジションを売れ!という意味。

 

正式には、「Sell in may ,and go away;don`t come back until St Legerda.」という言葉なのだが、何が書いてるか読めない人のために直訳すると、「5月に売って相場から逃げろ!そして、セント・レジャー・デー(9月の第二土曜日に行われる競馬レース)まで入るな。」という意味になります。

 

この格言の根拠は、ヘッジファンドの多くが5月に決算することから、決算前にいったん利益を確定する動きがあるためと言われています。

 

しかし、この格言は「一旦手仕舞いをして様子を見ましょう!」という意味であり、決して「暴落する」という意味ではないことを注意しておきましょう。

そして、こういった格言の多くは、根拠が明確でないアノマリーの部分が大きいことも頭に入れておこう。

 

まぁ、実際過去の統計で見ても、必ずしも下げるとは言えない。

 

ただ、5月まで上昇基調にあった場合は、5月に調整売りが出やすい傾向にあった。

 

過去に、2010年、2012年、2013年は上昇基調で5月に入りその後1000円以上下げている。

 

ということは今年、急ピッチな上昇を続けていた日経平均は2万円の大台を超えている状況なので、5月あたりに一旦利益確定売りが出やすい状況ではある。

 

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毎年この時期には、「セルインメイ」の言葉が話題になるが、今年は上昇基調にあることがさらに「5月売り」を意識させているのかもしれない。

 

もう一つ、売りを意識させる要因として挙げるとすれば、30日の日銀金融政策決定会合と米FOMCのことだろう。

 

先週、2万円を軽く超えていった理由の一つに追加緩和期待があったことだ。

 

根拠のないこの期待だけで、買いが強まったのだ。

 

確かに、黒田総裁はサプライズを起こすのが好きだが、これ以上の追加緩和は考えにくく、現状でも追加緩和するタイミングでもないため、金融政策は据え置きとなる可能性が高い。

 

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参照:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41357

 

ということは、現状維持が確認された場合には、売り仕掛けが出やすくなる。

 

そして、FOMCに関しても、サプライズはないとみられており、29日の米GDP速報値でも、伸び率が減速するとみられていることからも、海外投資家の売りが出やすい可能性が高い。

 

よって、今年に関しては、「セルインメイ」の通りになる可能性が高まるが、今年は過去と違い企業業績が好調であるため先高観は残るので、暴落とまではいかないだろうが・・・

タートルヘキサグラムトレード