テールゲートが横に開く驚きの「新型ステップワゴン」は「ヴォクシー」に勝てるのか!?
ホンダが人気ミニバンである新型ステップワゴンの発売を開始したのだが、今までにない機能があると話題になっている。
それは、テールゲートにある。
通常のテールゲートは上に大きく開けるタイプのみだが、新型ステップワゴンは横に開けることができるのだ!
この機能は画期的で非常に便利なものと話題なんです。
今までのように荷物の積み込みや取り出し時にいちいち上下に開閉することなく、素早く積み下ろしができることや、3列目へのアクセスも快適になる。
しかも、後方が狭い場所などで、上下の開閉ができないときにも、横なら少しだけ開けることができる便利さもある。
これだけでも、惹かれる人は多いのではないでしょうか?
個人的には、以前からステップワゴンはミニバンの中ではデザイン、性能など優れていると感じていた。
しかし、2014年のミニバン販売台数で一番売れていたのは、新型を出したトヨタのヴォクシーだったのです。
今回、そんな状況を打開しようとホンダが満を持して投入するのが新型ステップワゴンなんです。
新型ステップワゴンVSヴォクシー
そこで、2社の新型を比べて見たくなったので勝手に比較してみた。
対象は、ステップワゴンSPADA(FF)とヴォクシーガソリン車(FF)の2車種。
大きさ
全長(m)
- ステップワゴン・・・4,735
- ヴォクシー・・・4,710
全幅(m)
- ステップワゴン・・・1,695
- ヴォクシー・・・1,695
全高(m)
- ステップワゴン・・・1,840
- ヴォクシー・・・1,825
ホイールベース(m)
- ステップワゴン・・・2,890
- ヴォクシー・・・2,850
最低地上高(m)
- ステップワゴン・・・0.155
- ヴォクシー・・・0.160
室内寸法 長さ/幅/高さ(m)
- ステップワゴン・・・3,220×1,500×1,423
- ヴォクシー・・・2,930×1,540×1,400
車両重量(kg)
- ステップワゴン・・・1,700
- ヴォクシー・・・1,600
乗車定員
- 両方7名乗り(オプションで8名も有)
室内空間の広さはステップワゴンに分がある。ステップワゴンはホイールベースも広く、重心も低いので安定感もありそう。
ただ広い分重量が重くなっておりマイナスが出てくるかと思いきや、性能でカバーしているので加速や燃費に影響はあまりないでしょう。
次にエンジンだが、ヴォクシーはガソリン車とハイブリッド車があるため、ガソリン車で比較する。
エンジン
燃費(㎞/L)
- ステップワゴン・・・17.0(ガソリン車クラスNo.1)
- ヴォクシー・・・16.0
総排気量(L)
- ステップワゴン・・・1,496
- ヴォクシー・・・1,986
最高出力(kW[PS]/rpm)
- ステップワゴン・・・110
- ヴォクシー・・・112
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
- ステップワゴン・・・203
- ヴォクシー・・・193
燃料タンク容量(L)
- ステップワゴン・・・52
- ヴォクシー・・・55
燃費はガソリン車クラスNo.1のステップワゴンが良いが、ヴォクシーにはハイブリッドが出ているため、燃費だけを考えるなら、値は張るがハイブリッドのヴォクシーを選ぶとよいだろう。
最高出力はヴォクシーだが、最大トルクはステップワゴンとなっている。ということは、ヴォクシーは速さが優れているが、ステップワゴンは馬力(加速力)があるため、多人数が乗っても、坂道の発進時や高速時の加速などで力を発揮する。
ちなみに、ステップワゴンの性能の秘密はターボエンジンを備えているからです。
性能
最小回転半径(m)
- ステップワゴン・・・5.4
- ヴォクシー・・・5.5
全量が長い割には、小回り性能は若干ステップワゴンの方が高い。
価格
- ステップワゴン・・・2,725,000円~
- ヴォクシー・・・2,674,285円~
これまでの比較を見てみると、テールゲートなど性能や室内空間の利便性はステップワゴンが断然おススメとなるが、優れた安全性能をプラスしようとすると金額が上がるため、コストがヴォクシーに比べて割高になる可能性がある。コストを重視するならヴォクシーがおススメですね。
他にも安全性も向上しており、それぞれ車種やオプションなどにより付いている機能が異なるため、詳しく知りたい人は実際に確認してみてください。