首相官邸に「ドローン」侵入!日本の防空危機管理は穴だらけだった
22日、総理大臣官邸の屋上に小型の無人機「ドローン」が落下しているのが見つかった。
日本の危機管理の甘さ
情報が出てくるたびに驚かされるだが、ドローンには放射性物質を含む容器が付いていたのだとか!
そして、屋上を確認したのは1ヶ月ぶりで、発見した日は新しく官邸に配属された職員の研修のために屋上に上がった際にたまたま見つけたものだったのだ。
この情報を聞いたときに、あまりの無警戒さと警備体制のあまさに驚き、あきれてしまった。
ドローンが首相官邸内に落ちてしまったことは仕方がない部分もある。
ドローンの法整備が進んでいないため、首相官邸の近くでドローンを操作中に誤って入ってしまったりということもあってもおかしくないからだ。
日米の防空危機管理の違い
現に米国では、ホワイトハウスの敷地内にドローンが落下したことがあった。その原因はシークレットエージェントがホワイトハウス近くでドローンを酒に酔いながら操作していて誤って敷地内に落としてしまったことがあった。
この時日本と違うのは、シークレットサービスの一員が敷地の警備にあたっていた際に、ドローンが敷地内を低空飛行しているのを確認した。その事態を受けてホワイトハウスはただちに警備体制に入り完全封鎖された。
それに比べて日本の官邸では、たまたま見つけただけで、もし屋上に上がってなかったらそのまま放置されてる状態になっていた。
今回は微量のセシウムが検出されたようだが、これが大量のセシウムや爆薬、もしくはセンサーなど官邸内を探るものであったとしたらどうなっていたことか・・・
あまりにも手薄であるといえる。屋上も当然、警備対象であってもおかしくないのに。
日米の危機管理能力はそれだけではない。
米国では、ホワイトハウスや連邦議会議事堂を含む地域や副大統領公邸周辺は民間機の離着陸と高度5400メートル以下の飛行が禁止されている。
もし、そこに違反した航空機が現れた場合は、F-16戦闘機や沿岸警備隊ヘリ、地対空ミサイルで対応するようになっている。
それに比べ、日本の官邸や国会議事堂の上空は200メートル以下での飛行に関してルールは全くない。
ということは、200メートル以内なら、首相官邸や国会議事堂、原発などの上空を航空機がどれだけ飛んでもいいことになることで、危機を未然に防ぐことは不可能となる。
どんだけ平和なんだこの国は!!
今回のことで、中国や北朝鮮、そしてテロ集団に対しても、日本が防空危機管理のなさを露呈してしまったことで、ますます早急な対処が必要になるでしょう。