胃がん予防の「L-システイン」には副作用がある!副作用を予防する方法とは?
「お酒に弱い人が胃がんになりやすい!?」という衝撃の事実が東北大学の実験で明らかになった。
お酒を良く飲む人が胃がんになりやすいのならわかるが、なぜお酒が弱い人はそんなに飲まないはずなのに胃がんになりやすくなるのか?
東北大学の実験で明らかになったとのことだが、お酒が弱い人ほど、がんのリスク因子である「アセトアルデヒド」が高濃度のまま胃液にとどまりやすいのだとか。
ということは、お酒の量もあるだろうが、お酒が強い人よりお酒が弱い人の方が同じ量ならがんになりやすいということになる。
また、同じ実験で「L-システイン」の摂取がアセトアルデヒドの増加を抑えるということも分かったそうです。
アセトアルデヒドについては、先日も岡山大学で、舌が汚れている人はアセトアルデヒドの濃度が高いという発表があったばかり。
ようは、アセトアルデヒドの増加ががんのリスクを高めるのだ。
L-システインの副作用とは?
そして、そのアセトアルデヒドの増加を抑制してくれるのが、「L‐システイン」なのだ。
じゃあL-システインをいっぱい摂取すればがんを防げるじゃないか!と考える人も多いだろうが、あまり多く摂取するとそれもまたよくない。
L-システインは、元々、日焼けやシミ、美白に効果があるとして知られている。その他、二日酔いや疲れているときのサプリとしても使われている。
ただ、飲み続けると副作用が出てくる可能性があるのです。
その副作用が、白髪が増えるというもの!
美白に効果があるといったように、L-システインにはメラニンの生成を抑えて肌を白くする成分があることから、副作用として白髪が増えたり、体毛が薄くなったり、紫外線に弱い身体になってしまったりするようです。
L-システインの副作用を抑えるには?
その副作用を抑えてくれるのが、これまた「ビオチン」というビタミンHなのです。ビオチン
ビオチンは、前から白髪防止のサプリメントとして知られており、他にも肌や髪、爪の健康を助けたり、アトピーや糖尿病に効果あるのです。
アセトアルデヒドの増加を抑えるために「L-システイン」を服用し、その副作用を抑えるために「ビオチン」も服用する・・・
じゃあこの流れで行くと、ビオチンにも副作用あるんじゃないのか?となりますが、ビオチンはもともと体内に存在する栄養素で、副作用は出にくいものです。
しかも、仮に取り過ぎたとしても水溶性の物質なので、体内中に長くとどまることなく排出されるので安全なものですから安心してください。
ビオチンの副作用を抑えるサプリをまた飲むという必要はありません。