プロ野球は大変なことに!昨年Bクラスの3チームが強いわけとは!?
プロ野球は、現在当初の予想とは全く異なる結果となっている。
開幕前には昨年同様、巨人・広島・阪神が上位で、ヤクルト・DeNA・中日は下位という予想が大半だったからだ。
昨年までの成績と戦力から考えると当然の予想といえるが、現在では買いと思われた中日・DeNA・ヤクルトの3チームが上位を占めている。
野球は始まってみないと分からないとよく言うがこれ程覆されるとは思わなかっただろう。
では、なぜこんなことになってしまったのか?
巨人・阪神・広島の不調の理由
まず一つは、主力選手のケガや調子の悪さが立て続けに起こっていることだ。
巨人は、4番候補だった村田が絶不調で現在打率が2割を切っている。そのせいで打順を8番まで落とされている状況。
そして、正捕手候補として獲得した相川がケガで離脱したことで、絶対にないとされていた阿部を捕手に戻すというなんとも情けない状況。主力投手が勝てていないことや6チームで最低打率となっていることため。
広島は、エルドレッドやロサリオが戦列を離れてしまって4番不在となっていることや、1番鈴木の失敗その後野間→丸→安部と迷走している状況。防御率は良いが、打線が振るわないため。
黒田がいなければ、防御率も悪くなってただろうし、それだけが救いとなっている。
阪神は、防御率が4点台と6チームで最下位であり、主力投手がまったく勝てていない。中継ぎも不調ときている。これにより、今年から捕手を梅野で使い続けてきたが、藤井に代えている。
打線も、1番鳥谷を押していたが、繋がりなどを考え、西岡に変更しており、こちらも迷走している状況。頼みの綱のマートンも不調となっていることも影響している。
開幕前の思惑が外れてしまうことは多々あるが、ここまで立て続けに起きると立て直すのは一苦労だ。
昨年下位のチームが好調な理由
それに比べ、開幕の思惑以上の結果が出ているのが、現在、1位中日、2位DeNA、3位ヤクルトの3チームです。
凄いことに、前年Bクラスのチームが同率首位で並ぶなんてことは今までなかったこと。
この3チームがなぜこんなに強いのか?
当然、昨年Aクラスのチームが弱いこともある。
しかし、それだけではない。ちゃんと強いチームの要素がちゃんとある。
この3チームに共通している点は、1番打者と4番打者がいずれも3割以上を売っており、好調な選手を固定できていることだ。
野球で重要な打順が、しっかりとしているから、勝てているということだ。
また、打率上位10名の内、9名が上位3チームの選手で占められている。
下位チームは、この点が欠けているために負け越していることがハッキリわかる。
野球は1番打者が出塁することで得点率が格段に上がる。それをいかに得点に繋げるかが4番打者に掛かっている。
1番の出塁率と4番の打点が好調だと、打線に軸ができるので、繋がる打線になる。
これに、先発の防御率と抑えのセーブ数が加わって、強いチームが出来上がる。
中日とヤクルトは、今この両方を兼ね備えており、もしかすると優勝争いも考えられる。DeNAは投手に難があるため、今のままでは難しそう。
選手層が厚い巨人でさえも、バランスを崩すとこんな結果になってしまう。
まだ、始まったところなので、この先わからないが、下位チームは建て直しを早くしないとあっという間にゲーム差を離されて、後々きびしくなるでしょう。
阪神ファンの私としては、鳥谷を3番にしてくれてよかったが、藤浪・能見しっかりしろーって思う・・・